コッパー(銅色)はあたたかみがあって、工業的なデザインによく合う色です。ピカピカの10円玉みたいな色というとイメージしやすいでしょうか。コッパー色のアイテムが欲しくて、IKEAで購入したシンプルなフロアランプをペイントしてみました。
リメイク前のすがた
今回リメイクするIKEAのフロアランプです。電球別売りで5000円ほどでした。
1.まずは養生
電球を外して、マスキングテープとマスカーで細かい養生をします。今回養生するのはコードと傘の内側だけです。
2.囲い作り
スプレーは周りにかなり飛ぶので、塗る対象をダンボールなどで囲ってしまうといいです。今回はモノが大きいので、囲いを作るのが大変でした…
3.ミッチャクロンで下地作り
表面をキレイに脱脂して、ミッチャクロンを全体に塗布します。この段階での脱脂がかなり重要なので、あるならパーツクリーナーなどを使うと確実。
ミッチャクロンは優れもので、本来塗料がのりにくいものに下地材として使うことで、その上に塗った塗料をガッチリと定着させてくれます。素材を選ばないので、私はペンキ乗らなそうだな〜と思ったら何でもこれを下地に塗ってしまいます。スプレータイプと液体タイプがあるのですが、薄く塗れば効果があるので、容量の少ないスプレータイプでも結構長もちします。手軽ですし。
ランプ全体にまんべんなく、裏側も忘れずに塗布します。ミッチャクロンは薄く塗布するようにと説明にあるのですが、薄くというのもなかなか難しいです。透明ですしね。
4.乾燥
天気の良い日だったので、30分くらい乾かしてみました。上から水性塗料を塗る際は2時間ほど乾燥させることが推奨されていますが、溶剤系であればこのくらいで十分なようです。
この記事を書くまであまり意識していなかったのですが、上から塗る塗料が水性でも油性でも使えるんですね…ニスなんかを重ねて塗る時は水性、油性を揃えないといけないので本当に便利です。
5.メッキ調スプレーで塗装
メッキ調のラッカースプレーです。いろいろなメーカーから出ていますが、今回はアサヒペンから販売されているものを使いました。これもできるだけ薄く塗ることを心がけます。
6.乾燥後、養生を外す
使用説明では、夏季で20~30分程度で乾燥とのことでしたが、念のため1時間ほど乾燥させました。触っても手に塗料はつかないけど、少しベタつきを感じる程度の乾燥具合です。
1度塗りでキレイに塗れました!一部塗料が多すぎたのか液だれしていますが、許容範囲でしょう。実際使っている分には全く気になりません。見た感じ2度塗りは必要なさそうなので、これで仕上げとして養生を外しました。
反省点
コードの養生が完全ではなかったらしく、少し塗料がついてしまいました……まぁ気になったら塗り直すなりすることにします。使っている分には気にならないんですが、養生が甘いのは良くないですね……今後の課題です。
7.完成!
部屋に置いてみると以前よりぐっと存在感が増しました!インダストリアル系のインテリアはスチールや黒がメインですが、そこにコッパーであたたかみを足すと雰囲気が柔らかくなって素敵です。コンクリートや植物とも相性がいいですし、おすすめの色です。市販品で初めからコッパーのアイテムってあまりないのですが、こういったスプレーで塗装すれば簡単に色変えを楽しめます。
しばらくはピカピカの状態で使ってみますが、飽きたらエイジングをイメージして塗装を加えてみてもいいかもしれません。【goro】
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