イージーチェアのススメ。アカプルコチェアを3ヶ月使ってみた感想

アカプルコチェア

生活空間を床からイスに座る生活に変更すると、食事をしたり何かを書いたりする作業用のイスのほかに、リラックスして座れるイスが欲しくなります。
多くの家庭で、それはソファの役割だと思うのですが、我が家ではイージーチェア、その中でもアカプルコチェアというイスを導入することにしました。
これが思った以上に快適で、すごく満足しているので紹介します。

※我が家の家族構成は大人3人、リビングをメインで使うのは2人です。

アカプルコチェアとは

Photo credit: Yolanda Arango on VisualHunt.com / CC BY-SA

メキシコで1960年代からアウトドア家具として親しまれていたラウンジチェア。

このチェアをメトロクスが日本人の生活に合ったサイズにリデザインしたのが「アカプルコチェア」です。

豊富なカラーバリエーションも魅力の、アウトドアチェアの新定番です。

ベランダやテラス、プールサイドなどアウトドアシーンでの使用はもちろん、屋内ではラウンジチェアとしてもお使いいただけます。

メトロクスオンラインショップ

もともとは外で使うためのイスだったんですね。
おしゃれなモデルルームや写真では、結構な確率で見かけるイスです。

我が家では、ノーマルタイプ(左)とロッキングタイプ(右)を1脚ずつ購入しました。
色は2019年の限定カラー「ジンクブラック」です。

ソファ生活 4つの問題点

リビング改造前は、家具店で買った一般的な3人がけソファを使っていました。
配置はこんな感じです。

我が家はこのローテーブルで食事なんかもしていたので、ここが生活のメインスペースですね。
なんとなく「リビングにはソファを置くもの」という思い込みで置いていたんですが、よくよく考えると我が家の生活スタイルとマッチしていなくて、稼働率が低いんですよ。

3人がけに座るときは1人

3人がけのソファだったんですが、誰か1人がソファに座ると、一緒に誰かが座ることはなかったです。別に仲が悪いわけじゃないですよ(笑)
悪いわけじゃないんですが、どうも距離を近く感じて居心地悪かったです。結果、3人分のスペースを取るけど、使うのは1人という状態でした。

そもそもソファに座らない

座り心地があまりよくなかったせいもあるんですが・・・そもそもソファに誰も座らない! テーブルを使うときは床に座るので、そのまま床に座ることがほとんどでした。そうやって誰かがソファの前に陣取ると、座りたい人も座れないし・・・意味なかったですね。

ソファの上がもの置き

使われないのでこうなります。ものがあると余計に座らなくなって悪循環。部屋もなんだか雑然とした印象です。

動かすのが大変

たまの模様替えでエイッと動かすのはいいんですが、掃除のたびに動かすのは大変。他の家具が邪魔になるので、動かそうとすると全部動かす必要があります。掃除機が入るところだけは掃除していましたが、見えてるけど届かないホコリがうらめしい・・・

Photo via on Visualhunt

こうして羅列してみると、我が家にソファはあってなかったですね~。
以上の問題点を踏まえて、今まで使っていたソファを処分して、新しくイージーチェアを買うことにしました。

アカプルコチェアを選んだ理由

イージーチェアは、背もたれが傾斜していて、リラックスして座れるイスの総称です。ソファの代わりを探して行き当たりました。
その中でも、軽さ、扱いやすさ、予算・・・いくつかの条件をクリアしたのがアカプルコチェアでした。

デザインがいい

なんといってもデザインがすごくかっこいい! 印象的だけどシンプルで、いろいろな部屋に馴染みそう。カラーバリエーションが豊富なのもいいです。

軽い

カタログスペックで8~9kgと軽いです。軽さは日々のストレス軽減に多大な効果を発揮するので妥協できないところ。

耐久性

本来はアウトドア用として作られているだけあって丈夫そう。ただし修理はできず、壊れたら廃棄になります。修理できなくてもかなり保ちそうではありますが。
正規店での購入なら2年保証がつきます。2年は余裕で保ちそうだけど、保証があるに越したことはありません。

値段が安い

1脚6万円前後です。イス1脚にいくら出せるか、というのは個人の裁量によるので断言しづらいところがありますが・・・イージーチェアの中では間違いなく優しい部類です。

アカプルコチェアに変えて実感したメリット

ここからは実際に使って感じたことになります。

軽くて扱いやすい

購入前から重視していたポイントですが、思っていたよりずっと良かったです。改装中でものの位置が定まらないのですが、動かす時にストレスがないのはすごく快適! 置く場所を決めなくていいのは予想以上に便利です。
あまり軽いと何かの拍子にズレてしまいそうですが、購入したどちらのタイプでもそういったストレスは感じません。
PVCコードは熱に弱いので、暖房器具の近くで使うとき、熱源に近づけすぎないように注意してください。

座り心地の良さ

インターネットで使用感を検索すると度々目にしたのが「ハンモックのような座り心地」。これ、ピンときてなかったんですが、実際に座ってよくわかりました。うまく体重が分散するのか、長く座ってもあまり体が痛くなりません。
試さないまま購入したので気になっていましたが、 リラックスしたいときに座るイスとして、すごく適していると思います。

Photo via on Visualhunt

ノーマルタイプは、まさににハンモック。 頭まですっぽりとホールドしてくれて気持ちいいです。私の身長が164センチなので、同じくらいの方なら問題ないでしょう。
上から見ると細長い卵形なのですが、この細長さが、よりホールド感を高めています。
大柄な男性や、背の高い方は窮屈感を感じるかもしれません。
ロッキングタイプの方が幅広に作られているので、座って比べてみることをおすすめします。

私はロッキングタイプのゆらゆら感が好きなので普段はこっちに、眠くなったときはノーマルタイプに座っています。

大きさの割に圧迫感がない

届いたときは箱の大きさと、思ってたよりも商品が大きく感じて焦りましたが、部屋に置くと意外と圧迫感がないです。
コードのスキマから向こうが見えるので、鏡やガラス製品のように、アクセントになりつつ圧迫感を出さないことに成功しています。
アカプルコチェアに布をかけると、急に大きなイスが出現したみたいでおもしろいです(笑)

アカプルコチェアのデメリット

敷くものが必須

アカプルコチェアで検索すると、必ず毛皮(ムートンラグ)が敷かれています。これ、飾りかと思えば実は必須級のアイテム。
ハンモックを想像するとわかりやすいかと思いますが、長く座っているとコードが食い込む感じがします。それと金属のフレームが直接当たると痛い。私はこれが一番気になりました。
快適に座るときは、厚めのブランケットや座布団など、敷くものが必須かと思います。

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アカプルコチェアのためにコストコオンラインでムートンラグを買ってみた

冬は寒い

コードのスキマがあるので、冬はどうしても寒いです。逆に夏は、すごく涼しく座れるんじゃないでしょうか。

ある程度の場所は取る

ロッキングタイプ(右)は幅広だけどコンパクト

イージーチェア全般に言えることです。背もたれが傾斜しているので当然ですが、普通のイス感覚で買うとちょっとびっくりするかもしれません。
ワンルームの賃貸に置くなら、よほどスペースに余裕がない限りソファとの二者択一になるでしょう。

ダンボールがすごく大きい

取り扱い店舗が限られている

石川県には取り扱っている店舗がなく、試し座りをすることができませんでした。セールを発見したので、購入してしまったんですが、普段なら絶対試してから買います

ソファではなくイージーチェアという選択

Photo credit: nosha on Visual Hunt / CC BY-SA

リビングの改造にあたって、ソファをどこに置こう? と考えたのがソファ生活を見直すきっかけになりました。

いろいろ検討して、ソファを処分。このイスを購入しましたが、座るたびにいいイスだな~と実感します。私にしては見切り発車気味の買い物で不安でしたが、これは本当にいい買い物でした。【goro】

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